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2017年3月19日はたいちさん、またまたさん、Yさん、なかたりさん、ずーなまさん、
西村の6人で、カワニナ採集をさせてもらいました。貴重な時間を頂いて感謝します。
1箇所目。諏訪湖で探しますが、とにかく湖底が汚い。ヒメタニシくらいしか捕れませんでした。
2箇所目。諏訪湖流入河川の河口域で探しますがここも汚い。Yさんが1個体だけチリメンを採集。
3箇所目。諏訪湖へ6人胴長採集。1時間近くやりましたが、写真の6個体だけでした。
この場所はおそらく抽水植物があった場所を刈り取り、砂を入れて浜にした感じでした。
そのため底生生物の多くは死んだのでしょう。気温は氷点下で胴長とたも網が凍りました。

カワニナの種類はチリメンカワニナとタテヒダカワニナでした。
タテヒダは各地の湖沼で、移入の記録はありますが、多くはハベカワニナの誤同定で、
今回もハベがいるのだろうと思っていましたが、5個体だけですがタテヒダでした。
ナカセコカワニナとタテヒダは遺伝的に同種の疑いがあるようですが、
流れのある川にタテヒダが放流されたら、ナカセコ形態となって発見されるはずですが、
今のところナカセコの移入の報告はないと思います。これはどういうことなのでしょうね。

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4箇所目。山梨県へ入って魚採集していたら捕れました。カワニナで良いと思うのですが、
縦肋が僅かに出て、胎殻は出なかったので、チリメンA型の疑いもあり、ちょっと怖いです。

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5箇所目。こちらも山梨県で魚採集していたら見つかりました。これは縦肋もなく、
つるつるで小さな胎殻がたくさん出て確認できたので、カワニナで良いと思います。
中央は殻長(殻高)が46.2mmもありました。シノニムのオオカワニナだろうか。
今回はキタノカワニナ系も期待していたのですが捕れませんでした。
またわがまま言って、秋に函館近くで捕らせてもらおう。