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和名ナンゴウカワニナ
学名Semisulcospira (Biwamelania) fluvialis Watanabe et Nishino, 1995
分類カワニナ科 カワニナ属 ヤマトカワニナ亜属 ナンゴウカワニナ種
写真
分布瀬田川。
環境砂礫底に多い。生息密度が高い場所が多い。
食感はやや硬く、やや苦く、それ以外の味は薄い。
形態 殻底肋2〜6本、殻表は平滑もしくは弱い螺状脈があり、螺層数(体層と次体層を含む)は2〜4層で、 螺層角がナカセコカワニナに次いで広く小型。 次体層かそれより上方に縦肋のある個体が多い。
備考 本種とハベカワニナナカセコカワニナとの識別はほぼ不可能なため、 瀬田川に架かる唐橋〜鹿飛橋の個体を本種とし、その情報だけを記した。 唐橋より上流には、ハベカワニナや本種との中間型が多く、 鹿飛橋より下流にはナカセコカワニナと見なせる個体が多い。

クロダカワニナタケシマカワニナなどによく似た個体も見られ、 ハベカワニナからナカセコカワニナへ 移行途中のような印象を受ける。本種はハベカワニナ類の一型と考えられる。

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