淡水魚リング




淡水魚リングは2001年10月24日〜2013年2月9日の期間に設置していました。
参加サイトは合計124サイト(ブログ含む)。
終了時の59サイトは「淡水魚リンク集」へ移植(No.1〜59)しました。
このリングを設置した経緯は「放流問題と日淡会」で触れています。

現在のインターネットは、更新情報が1日も経たずに、検索エンジンへ反映されるため、「ページを閲覧する」という利用者が大半だと思います。 2000年代前半までは、検索エンジンの性能も、現在ほど優れておらず、「サイトを閲覧する」という利用者が多くいました。 そうした中で淡水魚サイトを繋ぐことには、一定の役割がありました。

こうしたウェブリングが持つ本来の目的とは別に、淡水魚リングは放流問題の啓発が真の目的でした。 ナビゲーションバーには、放流している絵と禁止マークを組み合わせた画像を使い、 ポップヒントで「安易な淡水魚の放流は止めましょう!」と表示させました。 放流問題がまだあまり知られていなかった時代に、複数のサイトでナビゲーションバーが目に入ることによって、 放流問題を気に留めて下さった方は、少なくなかったと想像します。 それによって、安易な淡水魚の放流を、1件でも未然に防ぐことが出来ていれば、極めて価値の高いリングだったと思います。 今では私がたくさんの敵を作ってまで、放流問題を主張しなくても良い時代になり、大方のナチュラリストにとっては共通認識だと思います。

淡水魚リングを終了させようと思ったのは、 URL変更とこちらのツイートでした。 私の画像と主張を真似されたと思いました。この袋の表示を始めたのはおそらく近年でしょう。 リングにご参加下さった124サイトによる、草の根的な啓発のお陰で、 一般社会までもが問題認識を持ったのだと思います。ここまで10年ほど掛かりました。 淡水魚リングは十二分に役割を果たし、良い意味でのオワコンとなりました。 移行したリンク集もオワコンの類ですが、最後までご協力下さった59サイトに、 心ばかりではありますが、お役に立てれば幸いと思って、設置と移植しました。 長い間ご協力ありがとうございました!