アンケート結果
【第15回】


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ランク項目投票数グラフ
1位必要である16 51.6%
2位★その他8 25.8%
3位不要である7 22.6%

投票期間
2002年1月1日〜1月31日
投票数
31票
設定
複数投票不可。コメント全角100文字以内。
備考
このアンケート内容は淡魚さんからの提案によるものです。感謝いたします。



1位必要である16 51.6%
・必要に決まってますよ!!なぜ放流がいけないんですか!?イクラや、鮭がたべれなくなっちゃうんですよ!
・もうやめられないでしょうね。問題は多いけど
・いなくなるよりはいい
・放流する川に溯上してきたサケから誕生した稚魚に限ると思いますが。
・人間が相当な数採ってるんだし、著しい人間による水質汚染から食物連鎖のバランスは崩れているはず。この状況なら助けるのは人間のはずだ。
・必要悪。みんなもっと国産サケを食べましょう!エビ類同様日本の食糧事情で外国に遺伝子汚染や環境破壊を持って行くな!!
・現在の日本の食糧自給率40%くらいなんですって。
・人間が放流しなければ、日本の鮭はあっという間にとり尽くされてしまうでしょう。今のところ生態系に悪影響は出ていないし。
・遡上したサケの稚魚に限ると思います。兵庫県円山川のように本来遡上しない河川へ放流するケースは問題だと思いますが。
・放っておけばいつかは絶滅してしまうと思う。それより河川の現状をかえるべき。
・川が綺麗になってきており、また少なくなった魚を呼び戻せる可能性があるから
・熊さんの食べ物が無くなります。。。 また、日本の鮭産業への影響についても検討の余地があります。

2位★その他8 25.8%
・人間の欲によるものであれば疑問を感じる。
・鮭が確認されている河川であれば問題ないと思います、ただ人間の欲によるものなら許さない!!
・飼育という行動よりは「まし」。
・産業上必要な行為かも知れませんが、遺伝子汚染が心配です。
・人間中心で考えるなら放流も必要だが生物学上間違ったことだと思うので最小限に抑えるべき。
・人口抑制という難題も踏まえて議論すべきだと思います。
・産業上必要、生物学上不必要(不可)。人間の現在の生活様式から考え直し、より良い着地点を模索すべき時ではなかろうか
・地元で取れた、サケの放流は現状では、仕方ないと思う。

3位不要である7 22.6%
・完全否定はしませんがもう少し配慮ほしいですね
・交雑が最も心配です。放流しなければいないなんていうのはそもそもおかしいではないでしょうか。
・遺伝子関係の影響など、色々と問題があると思います。
・自然の物に賭けてみては・・・
・これも、結局漁業者の利益が最優先だもんなぁ。釣具屋の利益を優先したバス放流と根本は同じだね。


アンケート結果からの私見
コメントを拝見していても必要悪というご意見が多い気がします。 サケを食料と見るか魚と見るかの違いも大きいと思います。 色々な考えが浮かびましたが、国際的にも複雑な問題があり私としては答えが導き出せませんでした。 文献によると日本のサケの遺伝子集団は、北海道、本州太平洋、本州日本海の少なくとも3群に大別されるようで、 河川毎の地方系統の存在もあるそうです。 これはどこの個体を放流しても良いという発想は間違いでしょう。 放流行為が必要悪として容認されたとしても、 地域個体群などに対して配慮するということも決して忘れてはいけないと思います。 また、放流に頼らず資源量を増やす方策もあると思われます。 例えば、環境改善することにより、サケのみならず他の生物にとっても良い状況となり、 自然な回復が見込めると考えられます。 何れにしても水系不明な魚の放流というのは避けるべきですし、 他にも手段があればそれを優先するべきではないかと思います。

ご協力ありがとうございました。

参考・引用文献 ※不備がある場合は改めますのでお手数ですがご連絡ください。
サケマス増殖談話会講演要旨(第2回) サケマス類の種苗放流と遺伝的諸問題 岡田鳳二 1995

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