この10年間(1999年8月27日〜2009年8月27日)とにかく多くの方にお世話になりました。感謝の言葉しか出てきません。 それをつらつら書くだけでは私らしくないので(笑)、ぶっちゃけ話も混ぜつつ記しました。 当サイト開設の経緯は2006年に「放流問題と日淡会」へ記していますので、 ご興味のある方は読んで下さい。堅苦しいのは止めて、率直な感想を、話し言葉で書かせてもらいました。 愚痴・嫌み・自慢の我慢できる方は、下へ目線をお進め下さい(笑)。10年の節目なので大目に見て下さいね。

喜び
放流問題の認識ここまで知ってもらえるとは
日淡会は淡水魚の安易な放流を止めさせるために開設しました。 今では私が叫ばなくても、少なくない方が放流に対し、問題意識を持たれていると感じています。 昔は放流の何が悪いんだ!なんていう方もいましたが、最近そういう方はほとんどいなくなりました。 当サイト開設によって、僅かでも放流を減らすことが出来ていたならば、これほど嬉しいことはありません。 放流問題は散々議論を繰り返した結果、最終的には法令で放流を禁止するしかない、という結論に至っています。 これが実現して法令順守される状態になることを切望しています。
淡水魚仲間出会い系サイトか
ネットが普及していなかった時代。淡水魚が好きな人と出会うことは、 偶然に川で会うくらいしかなく、本当に難しいことでした。 それが日淡会を開設してから、多くの方と掲示板等でコミュニケーションが取れ、 一緒に採集へ行き、多くの淡水魚仲間が出来て、とても楽しく過ごせています。 その反面で敵も多くなりましたが、最近は何故か敵が喧嘩を売りに来なくなりました。
アクセス数ありがとうございます
当初は10万件アクセスまでは頑張ろうという気持ちでした。 10年経ったら140万件余りです。これほどまでに閲覧してもらえるとは思っていませんでした。 当初は7桁もあるアクセスカウンターを笑う人もいましたが、今では7桁まで行っているため必要だったわけです。 どこぞのサイトやブログのように生息地公開したり、それに近いことやっていれば、もっとアクセスが多かったでしょうね。
ペットボトル釣法ウナギ釣り需要はすごいね
日淡会でアクセス数が断トツ1位のページがあります。 それが「ペットボトル釣法」です。 おまけで作ったページが常時1位です。やっぱり「ウナギ」とか「釣り」は、「日淡」と違って需要が遥かに多いのでしょう。 掲示板にウナギ釣り関係の投稿が増え出し、 これは日淡サイトではなくて、ウナギ釣りサイトになりそうだったので、ペットボトル釣法の更新をストップし、 ウナギネタはうなたろうさんのところへ誘導させるようにしました。 それにしてもペットボトル釣法される方は増えました。考案者としては嬉しいです。

怒り
パクリサイトこっちの苦労を知って
開設から数年間は日淡会にそっくりなサイトがいくつかありました。 堂々と「裏日淡会」と書いてあるサイトまである始末。私が苦労して配合し、手打ちしたソースを、そっくりそのまま使うサイトや、 知人のサイトですら、わからないようにパクっていて、指摘して止めさせたこともあります。 そうした中でも一番頭に来たのは、 「フリー掲示板(2002年5月)」 にも記していますが、Tサイトの陰湿なパクリです。 私が苦労したものをオリジナルのように見せかけてパクり、 それを指摘すると無視したり、掲示板を閉鎖したりするので、 さすがの私も参ってしまい、体調を崩すほどの出来事でした。 これが10年間で一番の心労でした。
写真の著作権少しずつ認識が高まっているかも
当サイトにある写真は無断であちこちで使われています。 その都度カチンときて指摘していたのですが、メールで指摘しても日本語がわからないのか、 著作権の認識が低いのか、ええがけんにしろ!と余計に頭に来ることばかりで、 一部は無断で使っていることを知っていても、指摘せずに放置してあるところもあります。 そのうち使用期間分のロイヤルティー(著作権使用料)をがっぽり請求してやろうと思っています。
ネット情報の無視人間性の問題だと思う
「ウシヨシノボリ」 の一番下にも記していますが、ネット情報は紙媒体からとても軽視されています。 例えば私はミナミサルハゼを2003年に初めて本州で確認しました。しかし、2005年に捕った人たちが、 私が2003年に捕ってネットで報告しているにも関わらず、それを知りながら2005年に初確認として紙媒体に載せています。 そして、私が報告したMさん(ハゼサイトでかつて有名)のサイトも、 私がミナミサルハゼの写真を提供して協力しているのに、 何の連絡もなく、わざわざ私の情報を消して、2005年に書き換えていました。 こうしたネット情報を舐めてるような紙媒体の論文がいつくもあります。 他にもたっくさんありますが、1つ1つ挙げると切がないので、代表的なのだけを記しました。
荒らしと困ったさん天然の困ったさんは今も苦手
掲示板などがあると避けられないこの2者。荒らしは開設当初は徹底抗戦で対応してきました。 荒らしのパソコンをこちらからハングアップさせたら、 その後にアクセス過多のサーバー攻撃(いわゆる田○砲)を受けたこともあります。 当サイトは暇な子供の荒らしが多いかなと感じてから、徹底削除とアクセス禁止に切り替えました。 問題は困ったさんです。いやぁこれは本当に困りました。意図的に私を困らせてやろうという人もいましたが、 天然の困ったさんは未だに良い対策が見つかりません…。

プチ自慢
初めて導入かっこつければパイオニア
今では日本語の淡水魚関係サイトは凄い数ありますが、1999〜2001年頃までは数えるほどしかありませんでした。 そのサイトは毎日のように更新チェックしていました。それを見てきて観賞魚や野生動物や釣りなど自然系で、 日淡会が初めて導入したものを以下に記します。

小さな画像(サムネイル)をクリックすると、拡大画像が出るようにしたのは日淡会が最初です。 動画を公開したのは日淡会が最初で、その動画をムービーからFlash動画化したのも日淡会が最初です。 画像が投稿できる掲示板、質問専用の掲示板、お絵描きできる掲示板、 ゲストブック、チャット、クイズ、アンケートを設置したのは日淡会が最初です。 イベント掲示板を設置して参加者を募り、オフ会をしたのも日淡会が最初です。 他にもスタイルシートや細かいところも結構あります。

今では当り前な技術や設置物の多くを最初に導入したため、 それはもう色々な問題が発生して大変でした。利用者の皆様にも多くのご迷惑をお掛けしてすみませんでした。 実は写真掲示板も今よくある動画投稿は昔から出来るのですが、 誰も利用していないので、今後は動画掲示板でも作ろうかなぁと思っていたりします。

10年はやっぱり長かったです。これからまた同じ10年があるとするならば、少しへこたれそうですが、 作りたいページや更新したいページはいくつもあって、納得の行くネタ集めに苦労しています。 今後はそれらを完了させ、常により良い方向を向き、出来るだけ迅速に言動します。 草の根的な啓発活動ではありますが、放流や生息地公開の問題など、使命感を持って問題解決への一助になればと思っています。 今後とも皆様からのご指導ご鞭撻よろしくお願い致します。
2009年8月27日 西村